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腫瘍抑制効果

オリゴ乳酸の腫瘍抑制効果とは

がん転移の抑制

悪性腫瘍のMMP(マトリックスメタリプロテアーゼ)に対して、特定の遺伝子を抑えるはたらきがあり、悪性腫瘍はリン脂質や核酸などを合成してエネルギーを補給することができなくなります。これにより悪性腫瘍が他の部位へ移り、増えることを抑えることが可能です。

ストレスによるリンパ球の減少を防ぐ

心や体にストレスがかかるとリンパ球は減少してしまい、免疫力が低下して体を守る機能が弱まってしまいます。すると、この隙をついて悪性腫瘍が進行しやすくなる傾向があります。

しかし、オリゴ乳酸には、このような場合にリンパ球の減少を防ぎ、私たちが本来持つ免疫力を活性化させる作用があります。これにより、悪性腫瘍が進行することが遅れるように導きます。

悪性腫瘍を弱らせる

オリゴ乳酸には、嫌気的解糖系の酵素が活発になることを抑える働きがあります。それによってがん細胞は大きなダメージを受け、活力を弱めることができると考えられています。オリゴ乳酸との接触がある時間が長いとより悪性腫瘍に与える影響も大きくなる傾向があります。

腫瘍を抑制するメカニズム

エネルギー源を絶ち、腫瘍を弱らせる

悪性腫瘍の細胞にエネルギーを運んでいる嫌気的解糖系のピルビン酸キナーゼと乳酸脱水素酵素(LDH)という酵素が活発に働くことを抑える働きをしているようです。悪性腫瘍の細胞胞質を空っぽにし、膨化させた中心となる核の破壊や凝集化を促します。

そして、悪性腫瘍細胞の再生を妨害することにより細胞膜も含めて細胞すべてを弱く脆いものに変えることでがん細胞が増えるのを防ぎます。そして細胞が消えていくように導くことが実験からわかっています。

これまでの実験結果から明らかになったことをまとめると、以下の点になります。
・オリゴ乳酸は,嫌気的解糖系を抑制する.
・がん細胞は,嫌気的解糖系の抑制によって大きなダメージを受ける.
・長時間オリゴ乳酸に接触しているとその影響も大きい.
引用:長戸康和、村山千恵子、村上正裕著 AD-3研究会編「オリゴ乳酸物語-その発見から未来へ-」(東海大学出版会)p.68

対象を判別しながら働きかける

オリゴ乳酸は、それぞれの細胞を判断して働いているようです。細胞に対してはエネルギーを与え活性化させ、悪性腫瘍に対しては嫌気的解糖系の働きを阻止するように働いています。

オリゴ乳酸の転移抑制効果は,特定のMMPの遺伝子発現を抑制することによる. 引用:長戸康和、村山千恵子、村上正裕著 AD-3研究会編「オリゴ乳酸物語-その発見から未来へ-」(東海大学出版会)p.84

本来持つ免疫力を高める

オリゴ乳酸には、悪性腫瘍や以上のある細胞に対しては嫌気的解糖系に対してエネルギーを作り出すことを阻止し、細胞が消えるように働きかけます。その一方で、正常な細胞には本来持つ免疫機能を高めたり、維持できるように導く働きがあります。副作用はなく、他の薬剤との併用も可能と専門家は発表しています。

オリゴ乳酸を混合した混餌飼料を与えて1~2ヶ月間飼育した後,ルイス肺がん細胞をマウスの大腿部に移植しました。比較する対象として,通常の飼料で飼育したマウスにも同じがん細胞を移植しました.そして移植した後,がん細胞が生着(着床)しているかどうかをしているかどうかを観察しました。(中略)混餌飼料飼育したマウスでは,着床率が下がっていました.この差を統計的に検証したところ,統計的な差があること(有意差)が明らかになりました.
この結果から,次のことが推察できます.
オリゴ乳酸には,免疫系を賦活する機能がある.

引用:長戸康和、村山千恵子、村上正裕著 AD-3研究会編「オリゴ乳酸物語-その発見から未来へ-」(東海大学出版会)p.97

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腸を善玉菌が増えやすい酸性に導き、腸内環境を整えるオリゴ乳酸。近年、新たな腸活成分として注目を浴びています。オリゴ乳酸研究の第一人者・山口博氏監修のもと、その働きをまとめました。

   

オリゴ乳酸
の働きとは