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免疫力への働き

オリゴ乳酸が持つ免疫力への働きに注目してください

過去に実施された数々の実験において、オリゴ乳酸が持つさまざまな働きが証明されました。それら働きの種類については、当サイト内で詳しくご紹介しているので、関心のある項目を随時チェックしてみてください。

多々あるオリゴ乳酸の働きですが、それらの中でも特に注目したいのが、免疫力に関連する働き。免疫力とは、簡単に言えば「体内に侵入した外敵をやっつける力」のこと。たとえば、皮膚の傷から入ってきた有害な細菌を排除したり、体内に生じたがん細胞を消滅させたりする力のことを、免疫力と言います。

オリゴ乳酸が免疫力を高めるメカニズムと科学的根拠

オリゴ乳酸を摂取することで、腸内の乳酸菌が著しく増殖するという試験結果が得られています。ラットを使った実験では、オリゴ乳酸を4週間摂取することで、腸内の乳酸菌が15倍にも増えたことが確認されました(注1)。

加えて、オリゴ乳酸には免疫細胞マクロファージを直接活性化させる働きがある、とも言われています。

乳酸菌増殖による腸管免疫の活性化作用

腸内細菌を大きく分けると、善玉菌と悪玉菌の2種類があります。双方の菌を足した量は、常にほぼ一定。よって双方には、善玉菌が増えれば悪玉菌が減り、善玉菌が減れば悪玉菌が増える、という相関関係があります。

乳酸菌は、典型的な善玉菌の一つ。乳酸菌が腸内に増えることで、相対的に悪玉菌の量が減り、結果、腸管免疫力が向上して整腸作用が促進され、外敵から身を守り、また消化吸収が良くなるとされています。

ストレスの緩和による胃潰瘍予防

 オリゴ乳酸には免疫力を上げる効果があるのですが、免疫力が上がるとストレスも緩和できることがわかっています。

胃潰瘍にかかってしまうのはピロリ菌も原因の1つとして考えられていますが、ストレスが誘因して胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こすことがあるのです。そのため、ストレスが多い人は胃潰瘍になるリスクも当然ながら上がるといわれています。

ピロリ菌を抑制するだけでも胃潰瘍予防の効果はあるのですが、オリゴ乳酸の効果はそれだけにとどまりません。

オリゴ乳酸はピロリ菌の抑制やストレス軽減だけでなく、ストレスによる胃粘膜損傷を軽減することも分かっています。そのため、胃潰瘍を予防するうえで、オリゴ乳酸の摂取は非常に大切なことだといえるのです。

ストレスをため込みやすい人はオリゴ乳酸を積極的に取ることで、ストレスを緩和させる効果が期待できます。オリゴ乳酸を取ってストレスを緩和できれば、胃潰瘍予防が期待できるでしょう。

また、オリゴ乳酸は、胃潰瘍を引き起こす直接的な原因の1つとし考えられているピロリ菌を抑制する効果もあります。(注2)

NK細胞の活性化による放射線防護効果

オリゴ乳酸の研究で放射線を全身照射して浴びせたところ、通常のエサを与えたマウスは放射線を照射して30日経つとわずか20%しか生存していませんでした。

それに対し、オリゴ乳酸を混ぜたエサで飼育したマウスは、照射30日後も90%のマウスが生存していることが確認できたのです。これらはオリゴ乳酸が持つ抗酸化作用と免疫細胞の活性効果によるものだと考えられています。(注2)

また、上記のオリゴ乳酸を混ぜたエサで飼育したマウスの生体免疫反応を調べた結果、NK細胞が30~40%ほど活性化していることを発見しました。

NK細胞の活性は15歳をピークに低下していきますが、NK細胞の活性が鈍くなるとがんや感染症のリスクが上がることが分かっています。つまり、オリゴ乳酸を摂取するとNK細胞が活性化され、がんや感染症のリスクが下げられると考えられます。

がんが増殖するのを防げば、進行を遅らせることにつながります。ただし、あくまでもマウスを使った実験なので、人体にできたがんにオリゴ乳酸が有効かどうかは証明されていません。

こういった研究データをもとに、オリゴ乳酸はさまざまな病気を治療できる可能性を秘めているとして、多くの研究者から注目されています。

マクロファージの活性化作用

体内には、いたるところにマクロファージと呼ばれる免疫細胞が存在しています。体内に侵入した外敵を包み込んで退治する大型のアメーバ、というイメージの細胞です。マクロファージが活性化することで、免疫力が向上します。

マクロファージは、体内に乳酸菌が増えることで活性化する細胞。よってオリゴ乳酸の働きによって体内に乳酸菌が増殖すると、マクロファージの働きが良くなり、免疫力がアップします。加えて、オリゴ乳酸には直接マクロファージを活性化させる働きがある、とも専門家は指摘します。

乳酸菌にはこの(マクロファージの)働きをよくする作用があるといわれていますが、機能活性型乳酸(オリゴ乳酸)自身には乳酸菌を増やす作用とは別に、直接マクロファージの働きをよくする作用がありty苦節、間接的にマクロファージの原ら器を非常によくします。

出典:北原 聡樹、竹本 泰英、久保 明、曽根 久雄著「機能活性型乳酸で健康革命―これを知らなかった23年間が悔しい」(ごま書房)

オリゴ乳酸が持つマクロファージ活性化作用については、ラットを使用した詳細な試験が行われています。試験によると、4週間にわたってオリゴ乳酸菌を投与されたラット群は、他のラット群に対してマクロファージの活性率が1.9倍にもなったことが報告されています(注1)。

免疫力増強によるアレルギー症状緩和への期待

花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜん息などのアレルギー症状は、免疫に係る疾患と考えられています。アレルギー体質自体を改善させることはできませんが、免疫力を増強することにより症状の緩和を目指すことは可能、と専門家は指摘しています。

これらアレルギー患者に免疫を高める機能活性型乳酸(オリゴ乳酸)を食べていただきますと、症状が徐々に緩和されていき、最期には自分自身でコントロールできるようになります。(中略)アレルゲン一戸でこれら症状の発現する体質を、アレルゲンが五個、十個、二十個、五十個でなければ発症しない体質にすれば、アレルギー症状は次第に改善していくのではないでしょうか。

出典:北原 聡樹、竹本 泰英、久保 明、曽根 久雄著「機能活性型乳酸で健康革命―これを知らなかった23年間が悔しい」(ごま書房)

オリゴ乳酸が持つ免疫力増強作用には、さまざまな健康効果が期待できそうです。

参考資料

       お腹の写真    

腸を善玉菌が増えやすい酸性に導き、腸内環境を整えるオリゴ乳酸。近年、新たな腸活成分として注目を浴びています。オリゴ乳酸研究の第一人者・山口博氏監修のもと、その働きをまとめました。

   

オリゴ乳酸
の働きとは