オリゴ乳酸には、ダイエットをサポートする働きも期待できます。その秘密は、腸内環境を整える力にありました。
オリゴ乳酸が体型維持を助ける仕組みを、株式会社GLART代表取締役・山口博氏監修のもと解説します。
株式会社GLART
代表取締役 山口博氏
オリゴ乳酸の研究・開発を行っている株式会社GLARTの代表取締役。オリゴ乳酸研究の第一人者として、当サイトを監修しています。
オリゴ乳酸には腸内環境を整える働きがあり、間接的にダイエットをサポートしてくれます。ちょっとお腹周りが気になり始めた…という人におすすめです。
オリゴ乳酸がダイエットをサポートする仕組みには、大きく分けて2つあります。
オリゴ乳酸を摂って、摂取前と比べて排便の回数・量にどんな変化があらわれるかを見る実験のデータがあります。対象は健康な女性22名で、期間は2週間。オリゴ乳酸を摂ったグループは、排便回数・量ともに増加していることがわかります。[注1]
引用元:LAC DataBase(https://www.e-expo.net/contents/c/com01/page03.html)
腸内環境が悪化すると代謝も悪くなり、痩せにくい体質を作ってしまいます。腸内環境を整えることで、効率的にエネルギーを吸収できるようになるので、結果的にダイエットのサポートにつながるということです。
ほかにもオリゴ乳酸の実験ではこのようなものがあります。
対象は、55歳~64歳の男性22名。2つのグループに分け、1つはプラセボ、もう1つはオリゴ乳酸を3か月摂取してもらいました。実験終了後、血中の資質関連の数値を測定。プラセボのグループに対して、オリゴ乳酸のグループはHDL-chol(血中の余分な資質を運ぶ、善玉コレステロール)が増えていることがわかりました。[注2]
そのほか、動脈硬化指数や酸化ストレス度は減少。この検査から、オリゴ乳酸にはダイエットをサポートする働きが期待できることがわかります。[注3]
肥満はストレスや偏食、不規則な生活習慣、環境の変化、体調不良なども関わっていると言われているので、日ごろの生活習慣を見直すことも大切です。
ダイエットサポートにおいて力を発揮をするオリゴ乳酸。その正式名称はオリゴ乳酸LAC(ラック)といい、Lactic Acid=乳酸がCondense=濃縮されている状態を指しています。オリゴ乳酸LACの摂り方や製造工程について知りたい方は、ぜひクリックしてみてください。
オリゴ乳酸と名前が似ているオリゴ糖と乳酸菌ですが、実はまったく違うもの。どちらも腸内環境を整える作用があるのは同じですが、注意したいポイントがあります。
砂糖に比べてカロリーが低く、ダイエットに向いていると言われるオリゴ糖。しかし、摂りすぎたり体質に合わなかったりすると、下痢や腹痛などの副作用を引き起こすため、使い過ぎには注意が必要です。オリゴ糖の甘みは砂糖よりもさっぱりとしているため、物足りなさを感じてつい量が増えてしまう…といったことになりかねません。善玉菌のエサとなって腸内環境を整えますが、摂りすぎには注意しましょう。
腸内で善玉菌として活躍する乳酸菌。ヨーグルトや味噌などの発酵食品から摂るのが一般的ですが、カロリーや塩分が気になるところ。オリゴ糖と同じく、摂りすぎには要注意です。
口から摂取した乳酸菌は腸で働きますが、胃酸で死滅しやすく、生きたまま腸に届きにくいのが難点。届いたとしても体質によっては腸に住みつきにくいので、さまざまな種類の乳酸菌を試さなくてはなりません。
L型発酵乳酸を濃縮・加工してつくられるオリゴ乳酸。乳酸はもともと体内にも存在しているため、副作用が起きない成分です。腸に届くと、腸内を善玉菌が増えやすい酸性に導き、その人が持つ善玉菌を増やしてくれるので、効率的に腸内環境を整えることができます。
オリゴ乳酸(ラック)の研究・販売をしているのは、株式会社グレイン。独自素材のオリゴ乳酸をはじめ、健康食品の企画・製造・販売、サプリメント・化粧品の輸出入などをおこなっています。
製品の安心を第一に、原料の選定から製造、出荷までおこない、品質を徹底管理。安全性にこだわって健康を追い求めている企業です。
腸を善玉菌が増えやすい酸性に導き、腸内環境を整えるオリゴ乳酸。近年、新たな腸活成分として注目を浴びています。オリゴ乳酸研究の第一人者・山口博氏監修のもと、その働きをまとめました。